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アラビア語の酒?
コーヒーは、はじめアラビアで飲料にされた時、くだいた生豆(青豆)を煮た汁を飲んでいた。その興奮作用がアルコールを禁じるイスラム世界で、酒に代わるもの、また眠気覚まし用として愛用され、さらに現在のようにコーヒー豆を煎って煮出すようになって急速に広まる。このことからアラビア語で酒を意味する Qahwa (カッーファ)がコーヒーの語源といわれる。
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古闘比伊、可否・・・・・・
またコーヒーの原産地、エチオピアの州の名 Kaffa (カッファ)が語源という説もあるが、どちらかはっきりしない。ともあれ英語圏の Coffee、フランス・スペインなどの Cafe、イタリアの Caffe
、ドイツの Kaffee など語音・語感は共通している。日本ではコーヒーに当てた字は天明5年(1785)の「紅毛本草」の古闘比伊が一番古く、明治時代日本初のコーヒー館は可否という字を使っている。いまの漢字はご存知の珈琲となんだか重々しい。なお中国では日本に似ているが、王偏の代わりに口偏を使っており、日本より実感的だ。
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